戸建て住宅の通路の使用例と通路部分の外構工事例ご紹介

住宅の通路に該当する部分は幾つかあります。
道路から敷地に入り玄関までのアプローチも通路ですし、住宅を囲む周囲のスペースも通路となります。
庭のスペースも外構工事を行って一部を通路とする場合もあります。
しかし、注意しないと通路部分を思うように活用できず、生活しづらくなる場合があります。
これから新築を建てられる方や、リフォームを考えておられる方は
住宅に関する様々な情報を集めて工事の準備をされることと思います。
この記事では、以下の2つの点についてご紹介し、住宅通路工事の情報の一つとしていただければと思います。

① 住宅の通路スペース部分の使用例

② 通路部分の外構工事の施工方法の例

 

住宅周りの通路部分には様々な設置物スペースが必要

・駐車場のエクステリア
駐車場が玄関への通路の一部となる場合があります。
車を保護したり、雨の日の乗り降りのためにカーポートを設置されます。
敷地に十分な余裕があれば大丈夫ですが、確保できるスペースによっては、
車のサイズに対してカーポートがギリギリの大きさになってしまうこともあります。
いつも柱に車をぶつけないか心配しながら車の出入りを行うのは嫌なものです。
住宅の設計の段階で駐車場スペースの広さを確認し、自家用車の大きさと比べておくなら
エクステリアのタイプや大きさを選ぶための良い情報となります。
ほかにも、住宅の通路部分には生活に必要な様々な設備機器を設置しなければなりません。

・エアコン室外機
1階で使用するエアコンの室外機は通路に設置します。
もしも、2階で使用するエアコンの室外機を2階のバルコニーなどに設置できなければ、
1階の通路部分に設置しなければなりません。その台数分のスペースが必要になります。

・エコキュート設置工事
エコキュートを使用する場合、エコキュートの貯湯タンクと
ヒートポップユニット(エアコンの室外機のような設備機器)や配管類などを通路に設置しなければなりません。
通路部分にコンクリートの外構工事が必要です。
コンクリートの外構工事に必要な大きさは、長さ約2メートルから3メートル位、幅90cm位必要になります。
エコキュートはメンテナンスも必要なので、敷地を囲うフェンスなどがギリギリだと、
設置が難しいケースもあります。十分なスペースの確保が必要になります。

・プロパンガスを使用している場合
プロパンガスを使用している場合、通路にガスボンベを2台設置します。
コンクリートの土台を外構工事で作り、その上にボンベを設置しますので、そのスペースも必要になります。

・ごみの仮置き場
勝手口の近くにポリバケツなどを利用して、ごみの仮置き場にしたい場合もあります。
しかし、通路に十分な幅がない場合、通路に上記の設備機器などを設置しているため、ごみを持って通れないことがあります。
勝手口から通路を通ってごみを出したい場合は、そのスペースがしっかり確保できるか確認することが必要です。
もしも通路を通ることができなければ、ごみを持って家の中を通り、玄関から外に出さなければならなくなってしまいます。
このように、住宅の通路には生活に必要な設備機器などの設置場所スペースがずいぶん必要であることがわかります。
まずは、これらのスペースを確保した上で、その他の物品などの設置を考慮する必要があります。
例えば、物置や自転車置き場、ウッドデッキ、庭や植栽などのスペースをどれくらいにするか、
また、デザインはどのようなものにするかなどを決めていくことができます。
外構施工会社には、様々なエクステリア商品や施工方法についての情報がありますので、
よく相談し、十分な情報を得てから工事を行い、通路を有効利用しましょう。

住宅通路部分の施工方法の例

・防犯重視の例
住宅の通路に防犯砂利を敷き詰めることによって防犯効果を上げることができます。
防犯砂利のポイントは、軽く踏みつけるだけで大きな音が出るところです。
防犯砂利の種類には、天然石、溶岩、瓦、ガラス製などいろいろあります。
色もグレーやブラウン、レッド、ホワイト系など様々な種類がありますので、
お客様のデザインやイメージに合わせて選ぶことができます。

・通路部分のおしゃれ度をアップさせたい施工例
砂利を敷くだけでは物足りないお客様もおられます。
おすすめなのが、踏み石に玉砂利をプラスする施工方法です。
例えば、歩く部分にだけ踏み石を張り、その間に白い玉砂利を敷き詰めていくなら、
たとえ限られた通路のスペースであったとしても、庭のような表情ができておしゃれになります。
お客様のデザインに合わせて様々な通路の外構工事が可能ですので、
施工会社の担当者から情報を得ていただきたいと思います。
防犯砂利にしても、踏み石と玉砂利タイプにしても、砂利の下に防草シートを敷くことによって
雑草が生えるのを防ぐことができますので、この点にも注意を払っていただければと思います。
外構工事会社やリフォーム会社にはいくつもの施工事例がありますし、プロの情報を持っていますので、
しっかりと相談し、必要な情報を得たうえでどのような外構工事にするか決めましょう。

・道路から玄関までのアプローチをおしゃれにしたい
道路から玄関までのアプローチは住む人のセンスが表れる大切なスペースです。
オリジナルなデザインを施したお客様だけのアプローチにしたいと思われるでしょう。
代表的な施工例には、タイル張り、石畳、天然石張り、玉砂利敷などがあります。
最近では、自然石乱形張りといって、大小不揃いな石を乱形に張っていく施工方法も多くなっています。
雨に濡れて滑るのが心配な方は、ノンスリップ加工されたタイルを張って対応することができます。
また、駐車場はコンクリート仕上げにしたいけれど、表面がつるつるして危険を感じる方もおられます。
その場合は、コンクリートの表面の仕上げを粗目に施工することによって、滑るのを防ぐことができます。

まとめ

・住宅周りの通路部分には様々な設置物スペースが必要
駐車場のエクステリアとしてカーポートを設置する場合、車のサイズのギリギリになると
車の出し入れが困難となる場合があるので、駐車場スペースと車の大きさをよく確認しておく必要があります。
エアコンの室外機やエコキュートの設置、プロパンガスのボンベ置き場、
ごみの仮置き場などの設置スペースが必要となりますので、それらを確保した後に、
その他の物品の置き場を考えるようにしましょう。

・住宅通路部分の施工方法の例
防犯重視の場合は防犯砂利を活用することによって通路の防犯機能を高めることができます。
通路部分のおしゃれ度をアップさせたい場合は、踏み石に玉砂利をプラスさせる施工方法があります。
道路から玄関までのアプローチをおしゃれにしたい場合は、タイル張り、石畳、天然石張り、
玉砂利敷、自然石乱形張りなど様々なデザインの施工方法があります。
滑るのを防ぐためにノンスリップ加工されたタイルを張って対応することができますし、
コンクリートの場合は、表面を粗目施工にしてもらうことができます。
外構工事を行う外構エクステリア施工会社にはプロの情報がありますので、
十分に情報を得たうえで実際の工事を行うようにしましょう。

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